top of page


精神科医の私が「理想の睡眠指導」を自ら始めた理由
日々、精神科医として外来診療を行っていると、中高生から働き盛りの社会人まで、本当に多くの方が「眠れない」という悩みを抱えて来院されます。 都会での生活は、慢性的な運動不足と、逃げ場のないストレスの連続です。不眠を抱えながら無理をして働き、本来のパフォーマンスを発揮できずにいることによる経済損失は、社会全体で見ても計り知れないものがあります。 薬は「悪」ではない。けれど、それだけではない。 外来での治療の柱は、どうしても 薬物療法 が中心になります。 誤解を恐れずに言えば、現代の睡眠薬は非常に洗練されており、適切に使えば患者さんのQOL(生活の質)を劇的に改善してくれる「素晴らしい道具」です。 しかし、診察を続ける中で、ずっと拭えない思いがありました。 「薬以外のアプローチを、もっと徹底的に提供できる場はないのか?」 という疑問です。 既存の選択肢にある「壁」 ヨガや整体、リラクゼーションなどは睡眠に良いので、患者さんたちに勧めたいところです。 しかし、いざ患者さんに勧めようとすると、大きな壁にぶつかります。 残念なことに、一部の民間療法の中には、
sleepkeeper3
3 日前読了時間: 2分


【外来の話】中高生の睡眠は未来を勝ち取るための「脳の再起動」だ
「朝、何度起こしても起きてこない」 「夜中までスマホを手放さず、昼夜が逆転している」 「学校に行きたい気持ちはあるのに、体が動かない」 私の外来には、そんな悩みを抱えた中高生とその親御さんが多く訪れます。 周囲からは「気合が足りない」「スマホ依存だ」と責められ、本人も「自分はダメな人間だ」とセルフイメージを低下させている。 しかし、私は断言します。 中高生の不眠の多くは、精神論の問題ではありません。「脳のバイオリズム」と「戦略」のミスマッチなのです。 1. 「体内時計」という名の抗えないルール 中高生の時期は、医学的に「睡眠相後退」といって、生物学的に寝る時間が後ろにずれ込みやすい時期です。これは彼らの努力不足ではなく、成長過程における生理的な変化です。 成功の原理原則に基づけば、 「敵(現状)を知ること」が勝利の第一歩です。 自分の脳が今どのような状態にあるのかを医学的に正しく理解せず、闇雲に「早く寝ろ」と自分を責めるのは、ルールを知らずに試合に出るようなものです。 2. 【架空事例】偏差値・人間関係・不眠。悪循環を断ち切った「ある少年」の話
sleepkeeper3
3 日前読了時間: 3分
bottom of page